教科書通りに・・・は作りません。西川農園の米！
逆らい続ける米作り
米では昔の猫跨ぎ米（猫も見向きもしないまずい米）のイメージをいまだに引きずりやすい米くらいのイメージがほとんどの北海道米ですが品種改良と技術推進の甲斐あって最近はコシヒカリにも手の届く一間できてるんですよ！
栽培技術もほぼ完成に近づき「教科書」通りの栽培を求められているのが北海道の米農家です。
そんな状況でも西川農園は疑問を持ちながら一歩前を目指しちょっと異端視されながらも個性的な米作りをしています。
種子ブレンド米
悪質なブレンド米の影響で品種の混ざりのない米が求められています。そんな中であえて主力商品として取り組んでいるのが複数の品種を種からブレンドして栽培する種子ブレンド米です。古米ブレンドや低品質米ブレンドで悪いイメージの強いブレンド米ですが良い米をそれぞれの良さを引き立たせあわせるような配合で既存の品種にはないような米を作ることも可能です。コーヒーに美味しいブレンドがたくさんあるように米にも安くあげるためでない美味しく食べるためのブレンドがあるのです。
種子からブレンドするのには単に混ぜる手間の省略だけではない効果があると一部の実験好きな農家ではささやかれています。
「塾期がバラバラなはずの品種でも生育がそろう。」「多収品種を２割混ぜただけなのに全体が多収になった！」など取り組んだほとんどの農家がいいとこどりなイメージを持っているんです。
そのメカニズムは完全にはわかっていないものの（奨励されている技術とは正反対なので研究もほとんどされない）どうやら競争の原理というか切磋琢磨のような作用が働いてのもののようです。
適正な表示が求められる現状でなんと表示して良いかの定義もない信頼関係でしか取り引きできない米ですがその魅力は大きいと思っています。
というわけで興味ある方はメールでこっそりと問い合わせください（笑）
西川農園の期待の星！大地の星
０５年一番のヒット商品ともいえるのがデビュー間もない大地の星です。
一般的な美味しい米とは正反対の粘りがなく堅いという特徴の米。業務用の冷凍ピラフ用として「手間をかけずに安く！」と推進されている米なのですがあえて高級志向に特別栽培で高い肥料を使いリゾットやパエリアのちょっと高めなレストランに営業中の米です。
プロの調理師によると既存の品種よりもリゾットに求められるアルデンテの炊き具合になる時間の幅が広いんだとか・・・とにかく一番に返ってくる反応が調理のしやすさ。食感や味でもこれまでそのような用途に使われているきらら３９７に勝るとも劣らないそうです。
一か八か３０万円分ほど出荷せずに残してみたものの予想以上の反応で１２月時点ですでに売約済みに！！！
今年はさらに増産しますのでレストラン関係の方ぜひ連絡ください。価格も特栽米ではまずみないような低価格です。
